毎年1月16日の夜は、なかなか寝付けない・・・
このまま寝ると、ひょっとしてまた早朝に地震が来るんじゃないかしら・・・
って思ってしまう。
あれから20年も経つのに・・・
やっぱりあの日の事が忘れられない。
忘れる事が出来ない。
あの頃一家全員インフルエンザにかかっていて、あの日も早くから布団に入って寝ていた。
そしたら17日の早朝に、いきなり ド~ン!と大きな音をたてて・・・家が崩れ落ちそうなくらいに揺れて~てっきり飛行機が落ちて来て、体当たりして来た!と思ったんです。
この揺れが何時間も揺れている様に思えて・・・これは飛行機じゃない~!?そしてパジャマのままですぐそばの公園で、あたりが明るくなるのを待ちました。
公園には同じ様にパジャマのままで逃げて来ていた人達でいっぱいになって・・・誰も大声で話すこともなく、ただ茫然と立ちすくんでいました。
20年たった今でもはっきりと覚えています。両親が心配で、すぐに見に行こうとしたけれど、なかなかそこまでたどり着けず・・・国道沿いの家々が、まるで巨人に踏みつぶされた様にぺしゃんこになっていた。
高熱の息子を抱えて、近所の学校の体育館で一夜を過ごした時の不安と寒さを忘れる事が出来ません。体調の悪い息子と私は、安全な所でしばらく避難生活を送っていました。
私のふるさとがもうなくなってしまった。。。ただただ泣いてばかりの毎日だったけど、いま20年経って、神戸も少しずつ少しずつ立ち上がって行こうとしています。
昔の神戸とは違うけど、また新しい神戸の街が生まれて、育って行っているのだと思います。
でもどんなに変わっても、この海のきらめきだけは、いつまでも変わって欲しくない。。。
忘れられない~今日もぽちっと有難う♪